糖尿病と歯周病
- 2019.08.7 | スタッフブログ
こんにちは、やまさき歯科矯正歯科のスタッフ後藤です。
今回は、歯周病と糖尿病についてです。
歯周病が全身の疾患と大きな関係があることは知られてきています。その疾患の一つに糖尿病がありますので、少しお話しします。
糖尿病になると起きやすいお口の変化
①歯周病になりやすく重症化しやすい
糖尿病になると免疫力や組織の回復力が低下し、細菌に感染しやすく、傷の治りが悪くなります。そのため歯周病になりやすく、重症化しやすい特徴があります。また、歯周ポケットからサイトカイン(悪玉物質)が分泌されインスリンの働きが妨げられ、血糖値コントロールが悪くなります。このように、歯周病を放置すると糖尿病を悪化させます。
②お口が乾燥しやすくなる
糖尿病になると唾液の分泌が少なくなり口が乾きやすくなります。口が乾くと細菌の塊であるプラーク(思考)が歯の表面に付きやすくなり、虫歯や歯周病を悪化させてしまいます。このため、お口の清掃が重要になります。
そこで、毎食後、就寝前の歯ブラシ、歯間ブラシ、デジタルフロスを使用した清掃はもちろんですが、食事は良く噛んで食べ、唾液の分泌を良くしたり、入れ歯を清潔に使用するため、義歯ブラシで清掃し入れ歯洗浄剤も使いましょう。
日頃からのお口に合わせたセルフケアと歯科医院を定期的に受診してお口の健康から身体の健康につなげて頂きたいです。