癒しのひと時

こんばんは。今回は井野が担当します。
暑い夏・・・。涼しくなるために、今回はホラーな小説を紹介しましょうか・・・。(((( ;゚д゚)))

屍鬼〈1〉 (新潮文庫)
小野 不由美
新潮社
2002-01-30

<あらすじ>
林に囲まれ、周りから隔絶された集落「外場村」。昔から変わる事のないこの村では今でも土葬の習慣があった。ある日、外場村に古い洋館が移築された。なかなか越してこない洋館の住人。次々と増える原因不明の死。
いくつもの事変が積み重なり、村に恐怖が蔓延していく・・・。

私は学生の頃、ハードカバーで読みましたが、上巻、下巻共に軽く鈍器になりそうなぐらいの大長編です。(1200ページぐらいあったと思います・・・。)最初は村の様子を丁寧に描いているせいか、少し退屈な印象を受けましたが、途中から眠るのを忘れるくらい、物語に引き込まれました。
登場人物がかなり多いんですが、その一人、一人にスポットが当てられ、外場村最大の事件が襲った後、「わ~あの人はどうなったの!?この人は逃げられるの!?」と感情移入をしてしまいました。
ホラー作品としても優秀ですが、人の業や親子愛、友情、愛情など、ホラーだけではない、素晴らしく面白い小説です。 

ぜひ、時間のある時に、一気読みしてみて下さい。ヾ(=^▽^=)ノ 

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