歯の天敵「バイオフィルム」とは?
最近、テレビの歯ブラシのCMでもバイオフィルムという言葉が使われるようになりました。今回はそのバイオフィルムについてお話します。
バイオフィルムとは簡単に言うと、「細菌の膜」ということです。つまり、歯の表面には細菌の塊が層状に重なり合い多糖体に保護されてこびりつき、感染の慢性化・難治化を招いています。
この菌の表面に付着した毒物のバイオフィルムは、普通の歯磨きではなかなか取り除くことができません。
そこで、歯科医・衛生士が専用の器具を用いて機械的にバイオフィルムを破壊して取り除いていきます。 この方法が、今当院でも積極的に取り組んでいるPMTCです。
PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、「による歯を磨く道具を用いた歯のお掃除」のことです。
バイオフィルムを取り除いた後は家でのブラッシングホームケアをしていきます。また、バイオフィルムは3ヶ月に1回の間隔で歯科医院での除去が大切と言われています。できれば定期検診の度に除去されるのが良いのではと思います。