干し柿からのメッセージ
僕は、糖尿病を患ってもう20年近くなります。
ご飯を食べる前に血糖値を計るのですがその計測器の電池が切れたので
近くのスーパーへ電池を買いに行きました。
とても寒かったです。
門松やしめ縄もたくさん並べられていて、肌寒さと共にお正月がそろそろ訪れる事を教えてくれます。
反対側の陳列台の上に3種類の干し柿が並べて売ってありました。
きれいにラッピングしてある形が整ったきれいなもの
ラッピングもきれいで大きさも大きくて柔らかそうで色が薄いもの
茶色を帯びて硬そうで皺がたくさんあって硬そうで でも
(小学校の5年生まで僕は古い家に住んでいました。そこの2階の軒下に母が毎年干し柿を作ってつるしていました。
まだ完成していない中途半端な干し柿を僕は母の目を盗んで時々ちぎっていました。
「今年は鳥がたくさん食べに来たんだねえ」 と 言いながら
弟を背中に背負って優しい眼差しで師走の寒さを温かくしてくれてました。)
シワシワな硬そうな赤黒い干し柿は僕に懐かしい温かい光線を当てて来ました。
もちろん購入。家に帰り透明なプラスチックをポン と空けて
口にほおばり ゴクリ
あっ と 思い出して電池を入れて血糖値を計り
ちょっぴり上がってはいるものの まあ 僕の許容範囲
しかし少々硬めの干し柿、歯に詰まってしまい、糸ようじのお世話になりました。
糸ようじは今の僕には手放せません。
本日の担当は山崎でした。