リハビリ室にて
山崎です。膝の手術を受けて約2か月。少しずつですが痛みが和らいで来ていますが
まだ自力で歩けなくて松葉杖の生活です。
仕事ができず患者さんを始めスタッフの方々にご迷惑をかけている状況が続いています。
現在、リハビリを頑張っています。
過日、リハビリから帰って時、当院の駐車場で高校からの友人に久しぶりに会いました。
彼は、僕の松葉杖を見て、彼の母が同じM病院で手術後のリハビリを受けている事、
90才近い事、自分の子供である友人の事を認識できていない事 を 教えてくれました。
翌日、リハビリ室で、友人のお母様を探しましたが、わかりませんでした。
スタッフの方に「Oさん知ってますか?僕の友人のお母様がここでリハビリを受けておられるみたいで」
「存じ上げてますよ、とても品があられる方ですよ」 と 笑顔で答えて頂きました。
リハビリが終わり、部屋から出る時、真っ白い髪をしていたご婦人とすれ違いました。
傍に板スタッフの方が「Oさんこちらですよ」と
僕は振り返り、そのご婦人が椅子にこしかけられたときに
「K君のお母さんですか?お久しぶりです。K君の高校時代の友達の山崎です。」
すると顔を見上げてメガネの奥からじーっと僕を覗くように見られ
「やまさっくん? Kの友達の? うああ 」
「そうです、昨日K君とあってお母様がここにおられる事を聞いてました。」
「これからもKをよろしくね」
「いえ こちらこそ」
たまに経験をする説明がつかない不思議な出来事でした。
早速 嬉しくなって 友人に電話をいれました。
「へえ 覚えていたんだ 嬉しいね」
翌日、またリハビリ室でOさんと会いましたので。
「Oさん こんにちは」 と お声掛けをしたところ
きょとんとされ 初めてお会いするようなお顔をされていました。
つかの間の不思議な時間、何かを飛び越えて繋がった感覚
それは、僕らが絶対忘れてはならない大切な存在であることを改めて認識しました。