昆布を咬んで蘇った長次郎さん

おはようございます。今回のブログ担当の村山です。

今回は,昆布を咬んで蘇った長次郎さんのお話をしようと思います。

長次郎さんは80歳の乾物屋の主人で脳梗塞を起こし、重い左マヒと嚥下障害(物を飲み込みにくい状態)が残りました。いつも大きく口を開けて、うとうとしている長次郎さんの口の中は乾燥し、舌は奥に引っ込んだまま喉はいつも痰が絡んでいます。唇を閉じて唾液を飲み込むために、奥歯で咬む訓練を訓練用のゴムやプラスチックで行ってきましたがなかなか効果がありませんでした。そんな時、奥さんの提案により昆布を使って試したところ鼻で昆布の臭いを嗅ぎ、次にゆっくりと咬み始めました。そして、出てきた唾液をゴクリと飲んだのです。うとうとしていた目がしっかりと開き顔つきまで変わってきたのです。その後、昆布は咬み続けられ1週間後には坐位がとれるまでに回復しました。口からの関わりの大切さを改めて痛感させられたお話でした。

 

 

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