衛生士のワンポイントアドバイス 
インプラントについて
「インプラント」って聞いたことがあるけど「何?」と思われる方もいらっしゃると思います。
インプラントとは、根も残ってない差し歯にできないところ に人工的な根を手術によって埋め込み、
差し歯にするものです。
当院でもその処置を数多く行っています。現在、そのほとんどの方がインプラントへ の違和感もなく
食事が楽しくなったと喜ばれています。
インプラントの特徴はご自身の歯に近くなることです。取り外しの入れ歯だと食事の度に外して洗う
必要がありますし、また時には食事の時に食べ物がくっついて外れたりと不自由なこともありますが、
インプラントの場合はそういった不自由な点はありません。
ただし、インプラントは今まで以上に丁寧にお手入れが大切になってきます。インプラントは高価な
ものです。
長くご使用いただけるよう、今まで以上に歯に関心を持っていただき、しっかり歯ブラシでなどでの
清掃をしていただく必要があります。
今お使いの入れ歯にご不自由を感じておられるようでしたら、一度ご相談なさってみませんか?

お子さんを歯科に通院させる時には
お子さんの受診について保護者の方へアドバイスをします
お母さんの心得
1.日頃から歯科医院を脅し文句にしない。
お子さんがわがままを言った時などに「歯医者さんに診てもらうよ」と脅し文句に使っていると、
歯科医院イコール怖い所という意識がすり込まれてしまいます。
2.「痛くない」「今日は診るだけ」などと気軽に言わない。
結局治療しなければならなくなった時に、お子さんはだまされたと思ってしまいます。
3.不意打ちで連れて行かない
心の準備ができていないと必要以上に歯科医院を怖がるようになります。
治療の必要性を説明しましょう
虫歯の場合は、その怖さと治療の必要性などについてよく説明してあげましょう。歯に関する絵本も
市販されているので、これらを使うのも一つの方法だと思います。
怖がったり嫌がったりしているように見えても、お母さんがきちんと説明すれば子供なりに理解を
示します。その結果、当日の治療がスムーズに進むのです。

お子さんの1回目の治療が済んだ後は
お子さんの1回目の治療を済ませた後についてお話します。
治療後家に帰ったら、お母さんだけでなく家族中で誉めてあげて下さい。お父さんやおじいちゃん・
おばあちゃんにもしっかり誉めてもらうことがお子さんの自信にもつながり、治療に対する意欲がわく
だけでなく、お子さんの精神的成長にもつながると思います。
また、治療を受けられなかったお子さんに対しては、怒ったり、「ダメな子」などとは決して言わないこと。
次回の治療に向けて、家庭での練習(口をあけたり、寝転がって数を数えたりなど)をしてみましょう。

どうして定期健診
当院では治療を終了された患者さんに「定期健診」をお勧めしています。
「なぜ定期健診を勧めるの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。その理由は、虫歯の治療や
歯石取りなど治療を一通り終えたとしても、やはりお口の中をご自身では確認できないところです。
そこを3ヶ月または6ヶ月と一定期間を決めて歯科医院でチェックすることで、治療を必要とする箇所の
早期発見・早期治療につながってくるのです。
特に歯周病はあごの骨に及ぶ病気です。歯がぐらぐらになって抜けてしまう前に、
「どうかな?大丈夫かな?」と、ちょっと気になる頃に診せていただくことで、歯を抜かずに済むことも
あります。
「まだまだ大丈夫」の前に「そろそろ行って診てもらおう」の気軽な思いで来院なさってはいかがで
しょうか。

歯に詰めていたものが取れた時には?
治療した歯には、多くが銀色の金属が詰めてありますね。時々その金属が取れてしまうことが
あります。それは、金属と歯の接着材料・セメントが古くなって接着力がなくなった結果、とれてしまう
場合が多いようです。
取れた金属が手元にあるときには、なるべく早いうちに取れた金属を持って受診されてください。
歯が虫歯でなければ、その金属を再び歯に付けられることがあります。
取れた金属を持ってくるのを忘れて、「もしかして使えたかも」「じゃ取りに帰ってまた来ます」といった
ケースも時々あります。何度も来院されるのは気の毒ですので、できるだけ取れた金属は来院時に
ご持参ください。取れた金属が使える時は使いますし、残念ながら使えない時は作り直しということに
なります。金属が取れたら、なるべく早めの受診をおすすめします。

術者磨きについて
お口の中もたまに大掃除が必要です。1日3回毎食後の歯磨き。時間がかかってる割には
どれだけの歯垢が取れているでしょうか?案外取れてなくて、歯の表面に歯垢が残ってるのが
ほとんどです。
当院では、私達衛生士が専用の歯ブラシで患者様の歯を磨いてさしあげる「術者磨き」を行って
います。終えた患者様の感想は、「気持ち良かったー」「自分ではここまでできんもんねー」と、
普段の歯磨きとは違ったお口の中を感じていただき、喜んでいただいています。
術者磨きはいつでも行っています。歯のエステと思って、一度体験なさってはいかがでしょうか?

歯の着色について
タバコのヤニ、コーヒー、紅茶、緑茶等で白い歯が汚れると気になりますね。「歯ブラシに歯磨き剤をつけて
力強くゴシゴシこすってるけど取れない」っておっしゃる方が多いのですが、なかなかそれでは着色は取れま
せん。かえって歯や歯ぐきを傷つけてしまいます。やはり歯科医院での専門的な除去をお勧めします。
当院では、その専門的な方法として「クイックジェット」を行っています。これは水と重曹の粉末を風の勢いで
勢いよく歯の表面に吹き付けて、その着色を取る方法です。歯石除去の機械と違って歯へのダメージはとても
少ないと言われています。個人差もありますが、痛みも少ないようです。
着色が気なっていらっしゃる方は、一度お試しになってみられてはいかがでしょうか?料金は処置の範囲に
応じて500円から3,000円(消費税別)となっています。

歯の天敵「バイオフィルム」ってなぁーに?
最近、テレビの歯ブラシのCMでもバイオフィルムという言葉が使われるようになりました。そこで、ちょっと
調べてみましたので、今回はそのバイオフィルムについてお話します。
バイオフィルムとは簡単に言うと、「細菌の膜」ということです。つまり、歯の表面には細菌の塊が層状に
重なり合い多糖体に保護されてこびりつき、感染の慢性化・難治化を招いています。
この菌の表面に付着した毒物のバイオフィルムは、普通の歯磨きではなかなか取り除くことができません。
そこで、歯科医・衛生士が専用の器具を用いて機械的にバイオフィルムを破壊して取り除いていきます。
この方法が、今当院でも積極的に取り組んでいるPMTCです。
PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、「専門医による歯を磨く道具を用いた歯の
お掃除のことです。
バイオフィルムを取り除いた後は家でのブラッシングホームケアをしていきます。また、バイオフィルムは
3ヶ月に1回の間隔で歯科医院での除去が大切と言われています。できれば定期検診の度に除去される
のが良いのではと思います。

キシリトールガムについて
【効果】
1.虫歯の原因菌(ミュータント菌)の数を減らす働きがあります。
2.虫歯の原因になる酸が作られません。
3.キシリトールを摂ることで歯垢中のカルシウム量が増加するため、一度破壊されたエナメル質がこの
カルシウムによって再生されます。
4.このガムを噛むことにより唾液の量が増え口の中のPHが高くなり、酸性の状態にならないような環境に
します。結果的にプラークが減少するので、虫歯や歯肉炎・歯周病になりにくくなります。
5.ガムを噛むことによる精神的なリラックス効果も得られます。
6.キシリトールの摂取でアルカリ性物質(アンモニアや炭酸水素イオン)が増えるので、プラーク中の細菌
によって作られた酸性の状態を中和することができます。
【利用方法】
1.1日3〜5回摂ることが有効です。
2.チューイングガムの場合、1日の摂取量は5〜10gが適当です。この量は板状ガム5枚です。
(食べ過ぎるとお腹がゆるくなることがあります。)
3.食後の摂取が理想的です。
4.チューイングガムの場合、5〜10分噛み続けます。
5.学童期の子供は朝食後・帰宅後・夕食後・就寝前の4回にするなどの工夫が必要です。

タバコと歯周病について
タバコが直接の原因とは言えないのですが、歯周病の人にはタバコを吸う方が多く、1日の喫煙本数が
多い人ほど歯周病にかかっている割合が高いと言われています。
タバコを1本吸うと、まず ビタミンCが約25mg破壊されます。これはレモン果汁1個分とほぼ同じ量です。
ビタミンCの不足は体の細胞組織を弱くし、歯周病の危険度を高めます。それだけでなく、ニコチンなどの
化学物質が歯や歯ぐきの免疫機能に影響し、つまり歯周病に侵されやすくなるという訳です。
喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病の進行度合いが6.2倍早いというアメリカの調査結果もあります。
禁煙することが最善の予防策なのはもちろんですが、どうしても止められない人は吸う本数を減らして、
さらにビタミンCの不足に十分注意しましょう。
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